メニュー

発達障害について

発達障害とは

発達障害は、身体的、精神的な発達に影響を与える生まれつきの脳機能の障害です。遺伝や環境の組み合わせによって引き起こされ、コミュニケーション能力、学習能力、身辺自立機能に支障をきたしますが、その程度は人により様々です。発達障害には知的発達症、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、などがあり、ライフステージに合わせた切れ目のない支援が必要です。

 

ASDの特徴

① 社会性の欠如

② 表現や意味の取り違え

③ 特定の興味

④ 柔軟な思考が難しい

 

発達障害について

神経発達に「正常」と「異常」があるわけではなく、異なった脳機能の特徴を持っているということです。「神経発達のパターン」において多数派から見た場合、発達障害の発達パターンは「異常」とされているということです。ですので病気の原因があって、それを治療すればよくなるという疾患・治療モデルとは違います。薬物治療により症状をコントロールし、発達障害の特性による不利益をできる限り減らし、その特性を長所として生かせるよう、環境を整える必要があります。

 

弱みに注目しない

発達障害を持つ人は社会生活の中で不利になることがあり、さまざまな状況でつまずき傷つく経験をします。そうなると自分の「長所」に目が向かなくなり、自己否定や恐れの感情が大きくなります。

 

長所に目をやる

ADHDの衝動性や過集中は、ある行動にまい進するエネルギーとして活かせます。注意や関心が長時間持続しないことも、活動の幅や創造性を支えており、あっけらかんとした雰囲気は魅力です。馴れ馴れしさや思慮が浅く見える行動も、素直さや人懐こさとして、失敗が多くてもどこか憎めないという大きな強みになることが多いです。

 

ASDの認知や行動のパターンは時に短所、時に長所となる

自閉スペクトラム症の、細部まで緻密にとらえる傾向は、全体の把握を優先する定型発達者との認識のズレや、混乱を招くことがあります。それは豊かな表現を生み出したり、精緻で正確な作業に優れることにつながります。あいまいな感情よりも、理屈に寄ったコミュニケーションは「頑固」「空気が読めない」ととらえるより、裏表のない率直さや、純真さとしてとらえるべきです。臨機応変は苦手でも、決めた作業を繰り返す能力は目を見張るものがあり、偉大な仕事を成し遂げている人も多いです。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME